眼鏡屋の単焦点レンズ(シングルビジョン・レンズ)は、一枚のレンズに対して、一つの補正機能を持ったレンズのことを指します。
つまり、近視の人には遠くのものを見るためのメガネとして、一つの焦点を持ったレンズで補正が出来るのです。
でも、乱視がある人には、乱視レンズを使いますが、乱視レンズは、焦点(焦線)が二つあります。
乱視のある人には、乱視レンズのメガネを掛けたからといって、二つの像が見えるというわけではありません。
ちゃんと一つの像が見えるので、単焦点レンズの仲間になります。
近視、乱視、プリズムといった3種類の度数が入ったレンズも一つの補正機能を持ったレンズであれば、単焦点レンズ(シングルビジョン・レンズ)の仲間です。
それに対して、多焦点レンズ(マルチフォーカル・レンズ)があります。
バイフォーカルレンズ、トライフォーカルレンズ、遠近両用累進多焦点レンズなどです。
*参考文献 【This is the JIS.】発行 HOYA経営大学 企画・編集 HOYA株式会社 眼鏡事業部 教育センター